研究=人生の生活

人生の質を高めるのが哲学なら、学問を探求するのが研究と思い始めた物書き志望者の練習帳

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副業としての研究

これまで、大学から給料を得て主業として研究・教育に携わってきた。近年の教育業務の爆発的増加で身体を壊すこととなり、副業として研究を続けることにした。大学近くに新たな職場を見つけたのでそこに転職、大学は特任ポストで研究籍を残して実験・論文執…

プライオリティー

研究とは主体的かつ知的な活動である。飯の種としての活動ではない。とはいえ、大多数の自称研究者集団は、研究費という名の税金を使って知的なフリをしている人である。良心的な研究者ならば、自分で獲得していない予算を使うことなどできないであろう。研…

任期制

最近の紙面で、大学教員の任期制に関する話題を目にすることが良くある。かく言う私も任期制で5年任期更新1回、計10年の契約である。この3月で友人が1人任期切れで大学を去った…学生にも評判の良い、優秀教員だった。幸いにも自宅近くに就職先を見つけ…

研究の流儀」

学問の世界には潮流というか学閥というか、師弟関係というか、世代を超えた流れみたいなモノがある。弟子入りした先生が作った人の塊に時には対峙しなければならないこともある。そもそも学問というモノは真理を探究する姿勢の様なところがあり、郷に入った…

ピュア・サイエンスとコマーシャル・サイエンス

先日、外国人ポスドクが研究室を去るに当たって、挨拶した言葉の中にこれはという物があったので記しておこうと思う。研究者には2種類いて、結果を追い求める人と、手放そうとする人だそうだ。1つの結果を深く掘り詰めて新たな事実を発見できるか、発表した…