研究=人生の生活

人生の質を高めるのが哲学なら、学問を探求するのが研究と思い始めた物書き志望者の練習帳

mnakaya.work

エセ科学

TV番組でよく流れている科学的解説っぽいインチキ解説、観ていて不快になる事がある。用語が正確でなかったり、使い方が間違っていたり、そもそも意味を為さない言葉を使っていたり…今は、中谷宇吉郎の著作を読み漁っているけれど、彼もNHKが垂れ流すエセ科学番組が嫌いだったようだ!

この間、目にした物質名に呆れ果てた…ペプチドという名称の食品成分はないでしょう!ペプチドとはアミノ酸が数個~10個くらいまでがつながったものです。試験にもよく出すので、一般の人にも覚えてもらいたい単語です。それをあたかも栄養成分のように説明している何とか博士、博士号の品格を落とさないで欲しい!

世の中で博士号は軽く見られている節があるが、経験者の知るがごとく、取得知るのはなかなか大変である。色々あるから…まして、留学して研究者としてのしかるべきトレーニングを受けるとなると、言わずもがなである。

日本という国は実学というか、経験を重んじる国です。論理性よりも忖度が大事です。それがもう1つ伸びてこない理由です。実益を重んじるのであれば江戸時代の文化の方がよっぽど優秀だと思うので、中学くらいまでは読み書きそろばんを極めるくらいが良いのではないだろうか?そもそも現代学問は輸入品で、始めた時点で日本人の負け確定です。先人を追い抜くなら同じ事をやっていてはダメで、もっと先を見据えてゴールに行き着くために必要な、知識と経験を積まなければならない。時として、問題児とみられることがあるだろうが、それは今だけである。知りたいことを知り、人に説明できるくらい精通した時に、新たな学問分野となり得ると思う。道がないなら作ってみよう!