研究=人生の生活

人生の質を高めるのが哲学なら、学問を探求するのが研究と思い始めた物書き志望者の練習帳

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プライオリティー

研究とは主体的かつ知的な活動である。飯の種としての活動ではない。とはいえ、大多数の自称研究者集団は、研究費という名の税金を使って知的なフリをしている人である。良心的な研究者ならば、自分で獲得していない予算を使うことなどできないであろう。研究費の獲得は自らの研究のアイデンティティーとなることは自明である。どちらが先か分からないのが日本の研究業界であるが、研究費の獲得のために骨肉を削って日々努力している。

 

ところが、本来研究とは単なる知的活動であり、貴族の趣味とも言える業種であった。現代社会のようにお金が掛かり続ける活動ではなかったはずである。大学は教育という業務を請け負う代わりに研究する時間を与えられる場所であった。現在は持てる時間をほぼ全て教育に注がせようとする一方で、研究業績も求める無理な場所となっている。まずは自分の意志を第1に考えられる環境を作ろうと思う。