研究=人生の生活

人生の質を高めるのが哲学なら、学問を探求するのが研究と思い始めた物書き志望者の練習帳

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研究者と技術者

研究を進めるためには、プロジェクトを考えつき、筋道を立てて情報を集め、問題点を抽出し、確認と検証のための実験を組み立てる役割と、高度な技術を正確に繰り返し行うことで、信頼性、再現性の高い結果を導き出す役割がある。

前者が研究者、後者が技術者で、どちらの人が行っているの研究である。

海外や会社ではこれらの2つの部門は独立していることが一般的だが、日本の大学等の研究機関では研究者の隷属者として研究技術補佐とか助手という名称がつく…

この構造的欠陥を修正しない限り研究のProductivityは上がることはないだろう!

近年の大学の研究者は、ジェネラリストとして教育・研究・実験・事務の全てを請け負っている。1日8時間の労働時間があるとして、各2時間である。かなり効率が悪いことは明白である。その結果として、論文生産性の低下が起こっているのである。自分がやりたいことを効率的に進めようと考えたら、要らないところから削るのが定石である。時間の使い方を均等にする必要はないと思うが、そういった効率化でかわすのも限界になってきた。裁量労働制のもとで労働時間を長くすることで対応せざるを得ない状況だが、歳を取って体が言うことを聞かなくなってくると、なかなか先に進めなくなる。

やはり場所を変えるべきかな?